君のそばで会おう
私が、生きていく上で注意していることがもしあるとすれば、
それは好きなものを好きでいることができるように生きているということです。
いつでもその時好きと思うものに対して何の障害もなく好きでいられるように、
自分の気持ちを邪魔するかもしれないものを無限の未来を縛るおそれがあるものを、
心や環境の中に存在させないようにしています。
残酷なことかもしれませんが、好きなものを好きでいるために、
私にとって世界は一瞬一瞬が0から始まります。
―著者―
あなたを好きだと言う女の子と一緒に遊んだ
あなたの近くにいるような気持ちに
すこしでもなりたくて
あなたが好きだと言う女の子と一緒に遊んだ
その子にかなわないところをみつけて
早くあなたをあきらめるために
その子の素敵なところを胸にきざみつけて
最後にひとりで泣こうと思う
「あなたがおこるほどわるいこになって」
いつまでもあの恋を忘れられないと
あなたへも私へもひどいことを言った
なにげなくかわされた最後の手紙を
今もまだ泣きながら思い出す私
青く染った海の色
確かめてみたくなる
あなたの本心
このまま黙って
ただのきれいな海だと
言いあっていいればいいのでしょうか
あなたの笑顔が凍るのがこわくて
中途半端にしあわせな恋
「苦しい恋」
苦しい恋の羽の下
すこしだけ息をしながら
どうしようかと考えた
どうしてこんなに世界が
せまくなってしまったのだろう
すべての考えがみんな
彼へと向かっていく
悲しいことばかり言ってごめんね
あんなこと みんなウソだからね
君を追いつめて試しただけなんだ
知ってると思ってたよ
気にしてたなんて知らなかった
捨てられたのは僕なんだ
本当に好きだったんだ
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こちらのページはのれん本人が紹介しているものです。
銀色夏生さん、他各出版社様、ページの写真画像等とは 一切関係ありません。
君のそばで会おう
銀色夏生
初版発行 昭和63年10月10日
発行所 株式会社角川書店
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